みなさんご機嫌いかがでしょうか。 I'm fine


先日、上郡のOBさんのご近所さんからお電話があり、

『大雨が降ったら、雨漏れするので、一度点検をお願いします』との事で現地調査へ

              


以前、古民家改修のお手伝いをさせて頂いた、OB様宅のお隣の方。

当時を思い出し「小学生だった子供さんも、もう高校生か~」と
しみじみと、感慨にふけっていました。

いやいや、屋根調査に来たのです!

おうちの方と挨拶もそこそこに、大屋根に上がる前に軒裏確認・・・


      DSC_1761 雨漏りの跡が・・・

      DSC_1759ここにも・・・

大体の梁行きの通りを確認して、いざ

室内には台風の時に漏れてくるそうですが、中に入る前に外壁に症状が現れます。



ありました、ありました。 この部分で間違いない。
      DSC_1736

下り棟の長年の重みで下の地瓦が押さえられ、浮いてしまってます。

?なんか所どころコーキングしてはる?? お家の人がしたの? 

おうちの方の説明では、4年前にトイレを増築した時に屋根業者さんがついでにと
母屋屋根の調査して、瓦の接着も必要との事で、コーキングで止めてもらった  との事・・・

雨漏りの跡は4年どころではない。もっと前から、現象として表れていたはずです。

今回の漏れているであろう部分は・・・
    DSC_1749 このような状態

下り棟の冠部分もこんな感じ。
   DSC_1746



なんと、瓦が、ずれたままコーキングで止まってる

これだと瓦の隙間へ、風が吹くと雨が侵入して瓦土を洗い流し、雨漏りするはずです。
だから、白壁の漆喰壁に土色の、漏れ跡が付くんですね~。

当たり前の地瓦の収まりは、
        DSC_1740 この様に、隙間が小さい!

指が入るほど、瓦に隙間が空いていると雨は入ります。

長年の結果ですが、横から見ると・・・
        DSC_1753

            地瓦がまっすぐに並んでないでしょ?

地瓦の重みと、屋根の勾配と、雨が侵入する為に、地瓦がたれる事と瓦土が流れるとこの様になるのです。

コーキングで、瓦が引っ張られて表面剥離も引き起こします。

修繕工事内容としましては、下り棟の積み直しと、地瓦の並べ直し、漆喰のやり替え、コーキング接着 です。


工事の状況解説については、次回につづく